向日葵です。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。このサイトでは介護保険制度を知りたい、利用したいと考えている皆様に制度を上手に活用して頂くことを目的として作成しております。
介護保険制度の基礎知識やお役に立てる情報を発信をしていきたいと考えています。仕事では関西圏で現役ケアマネジャーをしております。第4回の介護支援専門員試験を合格し、ケアマネジャーの仕事を本格的に始めたのは2年経った頃からでした。
そこからずっと、この仕事をしています。同じ看護師資格を持ってケアマネジャーとして働きだした方が「医療職へと戻ってしまった」と聞くことは珍しいことではありません。
ケアマネジャーの仕事は、多職種との連携や連絡調整が仕事ですが、現場にいるとそれだけでは立ち行かないことが多く、利用者様やご家族の生活を支えるためには職務の範囲を超えての支援が必要であり、また求められたりするので疲弊してしまうことも確かなのです。
それでも、この仕事では病院ではわからなかった皆さんの普段の生活に関わり、人として深く接し、一緒に泣き笑いし、共に支え合うことができる人情味のある素敵で大好きな仕事です。私はこの仕事に携われたことで自分自身も人間的に大きく成長したと感じています。
今まで関わってくださった皆様のおかげです。たくさん勉強させていただいています。この感謝の気持をもって情報発信していきますね。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、介護保険制度は2000年4月に「高齢者の介護を社会全体で支え合うしくみ」として始まりました。私がちょうど関西へ引っ越ししてきた年でもあります。
社会情勢に合わせて3年ごとに改正を繰り返し行い、1号被保険者である65歳以上の高齢者と保険料を担っている40歳から59歳までを2号被保険者と位置づけて、脳血管疾患やがんなどで若いうちに支援や介護が必要になった場合でも介護保険のサービスを利用できるようになっています。
介護保険の改正の中で大きく変わったことのひとつには利用料の負担があります。当初は一律に全員「1割負担」でしたが現在は、所得に応じて3段階にわかれており「1割負担」「2割負担」「3割負担」となっています。
もうひとつは、施設入所時に必要となる実費。食費と住居費の負担額、その減免についてです。減免をを受けるための所得制限が見直しされ、年金以外の所得や夫婦の合算での所得も見られるようになりました。
これにより経済的な負担が増えました。サービスの利用についても必要性が重視されるようになっており、当初のように「介護保険の認定を受けているから使える」ではなくなっています。
これも介護保険制度が持続可能性が確保された制度であるための変化であるからだと説明されており、財源確保や負担と給付のバランスを図ることが今後も重要な課題となっています。
今後も介護保険の改定の情報やお役立ち情報などを発信し皆様の大切なご家族やお知り合いの方が介護が必要になったときお役に立つことができれば幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。